(2014)
  自分の歩みを導くことさえ、
  歩んでいるその人に属しているのではないのです。

                        (エレミヤ 10-23)
3月3日
3月28日
3月3日(月) 2014年。日本と日本人、そして地球人類にとっての予兆・・・。(3) Next
 北朝鮮問題・・・。
 昨年の暮れ、それまで、北朝鮮での実質的なbQとみられていた張 成沢(チャン・ソンテク)氏が「国家転覆陰謀行為」により死刑判決を受け、即日に刑が執行されたとの報。
また、さらにその後には、張氏の子や孫等々まをで含めた家族や親族の一族郎党、周辺関係者までを含めての処刑が執行されたとの報道は、まさに今後の北朝鮮における天地動転をうかわがせる驚愕のニュースであった思う。
その後の実質的なbQと報じられて表舞台に目立つ様になってきていた崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長という御仁も果たしていつまでや・・・とは内心いつも思っていた処に、今日の早朝には、同氏が拘束され、監禁状態にあるとの報には、まさに、と云うか・・・、やはりと云おうか・・・。案の定・・・とは思いつつも、予想以上の速さでの展開であり、衝撃的なニュースだった。
おそらくは、彼と彼の身辺、身近な人達においては、先の張氏のケースと似たような処遇になるのではないだろうか・・・。
 こうなってくると、次には誰が・・・という、ロシアンルーレットの様な気配がしないでもないが、頂点の金正恩氏自身が最も危うい状況下に置かれているのは間違いないだろう。果たして、彼の命運は夏場まで持つものだろうかとも思えるのだが・・・。
ルーマニアのチャウチェスク元大統領やリビアのカダフィ大佐、エジプトのムバラク元大統領等々の姿イメージが浮かんでは重なる様な思いがする。
先に殺らねば自分が殺られそうな・・・、まさに、そんな緊迫感が充満している様な情勢なのだろう。日本海に向けてのミサイルの発射は、それらのモヤモヤを晴らすのには一役買っていたものだろうか。
 21世紀も序盤の今、北東アジアでの北朝鮮問題、東シナ海・南シナ海問題。ロシア・ウクライナ・クリミア半島、シリア、エジプト・・・。誰もが想像だにしたくない第3次世界大戦・・・。
 一触即発の危機的な状況というのが今世紀に入って以降、ますます身近な問題として高まってきているのが現実というのは心痛む処。
3月28日(金) 馬脚の露われか・・・ Next
 人類の歴史を遡り、或いは、現代社会に及んでみてもしばしば思うところがある。
それは、他人の生命をいとも簡単に奪うことのできる人間ほど、自らの生命への執着が強く、それを奪われることへの恐怖心と云うものは殊更に強いということである。
つまりは、大量虐殺や他人の処刑への命令を下すことに何らの躊躇なく平然と行える人間ほど、自らへの処刑となると恐怖感もつのるものなのだろう。
例えば、北朝鮮での幹部やその家族、側近や子供に至るまでをも含めた大量処刑というのは、ゆくゆくは、その処刑された人たちの身近な存在からの怨念が自らへ向けられ危険性の芽を予め摘んでおく必要があるのだろう。
 まぁ、人の生命に関わる程のことではないししろ、他人への批判や悪口が得意で、他人への言葉や姿勢がいつも厳しい人には、往々にして、他人には厳しくとも自らに甘い・・・と云った様な傾向は無きにしも非ずだろうかとも思ったりしてしまう。
つまりは、言いたい放題で、自分の言葉への責任感を伴わない様な類の人材(?!)は何処の国であれ、政界には殊更に多い様な気がするのは小生に限ってのことだろうかとも・・・。
 「みんなの党」代表の渡辺氏と云えば、他党や他党政治家の「政治とカネ」の問題を厳しく追及するのが得意で、政治家の庶民感覚からかけ離れた金銭感覚の麻痺の問題を厳しく追及することで、もっぱら人気を得てきた処が少なくない様に思えるのだが、果たして、今回の8億円借入という金銭問題では、如何なる釈明の逃げ道の用意があるのだろう。
 他人に対しての批判では舌鋒鋭く饒舌でも、こと、自らの問題となると途端に脆くも崩れ去った政治家と云うのをこれまでに如何程に見せられて来たことだろうとも思う。
他人攻撃が得意の裏面には、狡さと、守りの甘さと云った要素も紙一重に存する処だろうか。