(2013年)
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7月1日(月) 天の川から地球人を観る・・・
 口径30メートルに及ぶ史上最大の望遠鏡「TMT」の建設が来年度から米ハワイ島で始まるという。日米など5カ国による共同プロジェクトで、完成目標は2021年度の予定。太陽系外惑星に生命が存在する可能性や初期宇宙の銀河形成など数々の謎に挑むという。
時々に思い巡らすことではあるのだが、深淵宇宙の彼方から、超巨大な望遠鏡で、この地球人の営みを眺め観察するとしたらば、今日、我々の抱える様々な争い事や解決困難な諸々の問題というのは果たして如何様に見え、また、それらの解決策のアイデアというものを見出し得るものだろう。
 要するに、全ての意見や考え方の違いというものは、それぞれの論点に対しての基本軸足を何れに置くかによって決まるとも云える訳であり、一切の利害の関わらない、完全に第三者的な俯瞰の視点からの観察であれば、本来の本質的な解決策としてのアイデアと云うのは自ずと出やすいものだろう。
 例えば、個人が自らの利益だけを最優先に軸足を置き、意見を述べ、考え、行動するとしたら、それこそ、日常の交通ルールにしても成り立たない訳であり、日々の身の安全さえもおぼつかないものだろう。つまりは、様々な組織や自治体、国家の単位であれ、理屈は同じこと。100%自分の側の利益のみを優先してのスタンスをとるのであれば、立場が変われば、その利害も反転することであり、常に、自らが正義であり、相手側が悪であるという論理にも至るのだから、解決策を見出すことは困難であり、交渉ごともまとまる筈がないだろう。
 1次元の世界では、進行していて相手との衝突に至れば、その問題の解決策というのは、相手側を倒し、排除する以外には双方共に見出す術がないだろう。それが、2次元の世界であれば、お互いに、少々横に身を交わすことによって、その衝突を回避することが出来る。3次元の世界であれば、更に、互いに高度の上下による回避も可能となる。これに時間を加えた4次元だと想定すれば、時間差による衝突回避の発想も可能となる。
 つまりは、国家間の双方が共に、断固として国益を守る、死守する、国益を最優先にする、絶対に譲歩はしない、あり得ない・・・との論理の中での平和的な解決法などと云うものが果たしてあり得るだろうかとの素朴な疑問も・・・。
 仮に今、天の川から超巨大な望遠鏡で地球人の今日の模様を事細かに観察するとすれば、我々の抱える様々な問題や国家間の争いごとなどの解決法では如何なるアイデアがあり得るものだろう。
(もっとも、現実には、仮に、その天体と地球間の距離が数百光年だとすれば、実際には見えている光景も数百年過去の光景、ということにはなるのだが・・・。)

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7月16日(火) 一瞬の油断は災いのもと・・・
 日曜日の夜。
4gの電気ポットに満タン沸騰させた熱湯の取り扱い上の一瞬の不注意からこれを落下させ、右足ひざ上辺りから浴びせての大火傷を負ってしまった。
これまでウン十年の人生を省みても最大の大やけど災難で、時間とともに予想外の悪化。
昨日、かかった病院では生まれて初めての車いすに乗せられて看護師さんに押されての院内移動や、隣の薬局までの行き来では自分で操作もしたが、普段から何らの疑問も感じずに自由に歩き回り、走ったりもできることの有難さというものを再認識。
また、日頃からの身体の不自由で車いす使用の生活を余儀なくされている人の気持というものが少しは理解できたような気がしたものだった。
 暫くは、ミイラ足での生活を強いられることになってしまったが、「災いは忘れたころに、そして、一瞬の油断の隙に訪れる・・・」と云うのを再認識しての身に浸みての教訓。

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7月22日(月) 賽は投げられた・・・
 昨日の参院選での結果は、殆ど事前からの予想通りと言って良い様なものだろう。
前政権まででの鳩管小沢氏らの影は益々薄く、過去のものになってしまった様な印象だ。
果たして、この20余年、ギアが外れたままに空回りを繰り返していた様な日本国にとって、今後に向けての前進や如何に・・・。

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