(2013年)
4月10日
4月11日
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4月10日(水) 戦闘準備完了の北朝鮮・・・
 北朝鮮でのミサイル発射の準備は既に完了とのこと。後は発射ボタンを押すだけの段階に入ったので、今日以降にはいつ飛んでくるか判らない状況という。
只、それが差し迫った現実だとはしても・・・、彼らは、その後先のことを十分に考えてのことだろうかとの素朴な疑問を感じてしまうものである。
「ソウルや東京やワシントンは火の海になるであろう・・・」等々、彼ら北朝鮮側のテレビキャスターの発言を視聴していると、とても正気の沙汰とは思えないばかりか、何となくの滑稽ささえ感じてしまうもの。イソップ童話の中の狼少年のイメージが浮かんだりもするのだが・・・。
もし、勢い弾んでミサイルを発射してしまったとしたらどうなるか・・・。おそらくは、3代に亘った世襲の現体制も3、4ヶ月内には崩壊し、北朝鮮にとっては新たな政治体制への流れになることだろう。ルーマニアのチャウシェスクやイラクのフセイン、エジプトのムバラク氏等々の様なケースにならなければ良いのだろうけれども・・・。


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4月11日(木) 日台漁業協定の調印
 尖閣諸島周辺海域での日台間における漁業調停が調印されたとの記事を目にした瞬間に「我が意を得たり」の感もあり、ちょっぴり嬉しい気がした。
前々からの思っていた処でもあり、奇しくも、たまたま丁度2ヶ月前の本欄で書いていた内容がそのまま受け入れられた様な記事内容でもあったから。
 国際法に照らしての手続き上では、尖閣諸島が日本固有の領土であり、それ故に領海があり、排他的経済水域があり・・・との理論上は成り立つのだが、只、その理屈だけでガンとして譲らずに全てを押し通すには失うものの方が大き過ぎるのではないかとも思えるし、百年後にも解決の目処が立たないことだろう。
 第三者的な立場で地政学的な見地から俯瞰してみても、中国や台湾が全面的に日本の主張を受け入れ、譲歩出来るかと言うと、今後将来に向けても到底考え難い問題と言えるだろう。
現実的な可能性ある妥協点を模索する以外には永遠に解決の道も見出し得ないことだろうと思える。
つまりは、主権の問題は譲れないとしても、領海と接続水域以外については、平和的な共同利用や共同開発のエリアとして活用の可能性を模索する以外には将来に向けても解決策を見いだせることはないだろう。


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4月14日(日) と夜の散歩みち(9)  :小6 、:小3、 :年齢不詳(忘却の彼方)
:昔の日本人は武士社会でしか苗字がなかったんだよね?
:そうだね。例えば、藩主から特別の許可を得た様なごく一部の人とかを除いてはだけどね。
それに、武士の社会でも子供の時には大抵は名前だけみたいだね。例えば、織田信長は子供の頃の名前が吉法師。豊臣秀吉は日吉丸で百姓の子だったけど、徳川家康は竹千代・・・とかね。
武士の社会では、昔は元服と言って成人式を大体15歳前後位でやる時に成人としての名前を与えてたみたいだね。
 幕末の志士で龍馬の亀山社中での部下だった長次郎さんは、町人で饅頭屋のセガレの出だったから、いつも周りの仲間内からは「饅頭屋、饅頭屋・・・」って呼ばれて、だいぶ、それを気にしてたみたいだけど、今の時代だったらあれはイジメだよね? その内には近藤長次郎の名前にして、長崎では上杉宗次郎とも名乗ってたんだけど・・・。
:じゃあ、一般の日本人の苗字はいつ頃から?
:調べれば直ぐに判ることだけど、そりゃあ、やっぱり、明治に入って、ちゃんとした政府管理の戸籍が作られるようになってからのことだろうね。それ迄の管理と言えば、多分、一般庶民の登録は町内会名簿の様な程度のものだったろうから・・・、例えば、どこそこの「田吾作さん」とか「ゴンベさん」とかの名前だけで間に合ってたんだろうけどね。
:最初の人は、どうやって自分の苗字を作ったんだろうね?
:そりゃあ、最初には、好き勝手にどうにでも作れただろうから・・・。
例えば、家の周りが田んぼに囲まれているから「田中」とか、家の前が田んぼだから「前田」とか、周りが山に囲まれてるから「山中」とか、良い田んぼで収穫が吉(よい)様に「吉田」・・・とか、元はと言えば日本人の殆どは農耕民族だから米に関わる苗字が一番多いし、"田"の付く苗字が一番多いよね。
:だけど、たまには、すごく変わった苗字とか珍しい苗字もあるよね?
:そりゃあ、結構あるよね。会社の取引関係の人では○○さんって人がいるけど、日本全国でも30人だか、30世帯とかしかないんだって。
他にも珍しい苗字なら、有名人とか、会社のお客さんとかでも結構あるけど・・・。お客さんでは、○さんって方がおられて、何かの連絡で初めての電話をかけようとした時に、何て読んだものかちょっと迷ってから、恐る恐るで、「あの〜、○○サマのお宅でしょうか?」って訊いたら、「□□です」って言われた。頭の中では、何だか、後光が差してるみたいな有難いイメージが浮かびながらでもあったんだけどね・・・。
〜ッ! きゃあ〜はははは・・・。パパの話って面白いよね〜! おっかし〜ぃ。 も〜ぉ、おかしくって、おかしくって・・・、今までに、2番目に面白かった話だよ〜。(^0^)/
:へぇ〜、そんなに面白いかい? で・・・、1番目の面白かった話って何だろうね?
:去年の秋頃の夜に、パパが新聞屋さんに新聞を買いに行って、なかなか誰も出て来なくて、しばらく待ってたら、今にもウンコが漏れそうで、苦虫を噛み潰した様な険しい顔で外から帰って来られて、「新聞を・・・」って言ったら、「ちょっと・・・!」って、そのまま奥に入って「バタン!」って、駆け込まれたって話だったけど、あれが一番だったよね。」(^^♪
:まぁ・・・。そりゃあ、誰の身にだって有り得ることなんだから、笑っちゃいけないんだけどね・・・? たまたま、その時のおじさんの表情とか動作の状況とかで、思わず「ウッ!」って込み上げてきそうにはなったんだけど・・・。そりゃあ、苦しいもんだよ。誰だってね?(@.@;)

(なかなか、いつまでも笑い上戸の娘の笑いが止まらなくなってしまった。)

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4月19日(金) 似て非なるもの日本人と中国人(2)
 東大を定年退官されて以後に北京工科大でも教鞭をとられ、現在は台湾の台南市の大学で教鞭をとっておられる方が数日限りの帰国機会という事で、夕刻に2台のノートパソコンを持込でみえられた。パソコンの状況を確認しながら、その内に、最近の尖閣問題や近年の日本人の頭脳流出による中国や韓国、台湾等の経済発展、日本人と中国人での中身の違い、つまりは、掲題の話題で少々盛り上がった。
率直な処、こう云ったテーマでの話では幾らでもネタが尽きることはない様にも思えるのだが・・・。
 昔、上海の街中をぶらぶら歩き回っていた頃に、時々遭遇して見かけるのは2重3重の人だかりの中心で、相手の顔に唾しぶきがかかりそうな剣幕で、激しく大声で罵り合っている光景だった。何時間か歩き回っていると、大抵は遭遇する光景なのだが、とある日には日に三度も見かけたことがあり、流石に驚いたというか、半ば呆れたようなものだった。
 つまり、どちらかが、「ごめんなさい。」と謝ってしまえば、「それ見ろ、お前の方が悪いだろ。認めたんだから・・・。」と云う理屈になり、だから、絶対に折れる訳には行かないのだろうか。
 私には、中国語での会話内容までは解らないので、「一体、何を言い争っているのか?」と時々には連れに訊いたものだが、そんな中で、日本人と中国人の感性の違い中身の違いというものがありありと出ている様に思えて印象に残ったものだった。
一例では、店で買った衣服に欠陥があり、「これでは使えない、返品するから払った金を返せ!」というのに対しての店員の応対では、「それは、あなたが買った後に付けたものかも知れないから返金は出来ない! 第一、買う時に、ちゃんとチェックをしなかったあんたが悪いだろ!」という様なやり取り。双方の頭からは、正に湯気立つ程に沸騰した剣幕であった情景が思い浮かぶ。
他の例では、バスから降りた女性と動き出すバス車内の男性とが窓越しに拳を振り上げての激しい罵り合いの場面だったので事情を訊くと、「カラダを触った!」とか「触ってない!」とかの争いごとという。動き出したバスが強制的に当事者の間を引き離していったのだが、何だか、事情を聞いていて思わず、クスッと可笑しさが込み上げて来たものだった。所変われば品変わる・・・と言うか、日本人が日本人限定の感覚では、外では通じないという事例でもあるだろうか。
他人(ひと)に悪い・・・との配慮や遠慮の日本人と、他人(ひと)が悪い・・・との攻撃型中国人の基本的な発想の差異みたいなものを感じてしまうのは、風土環境の違いと遠く3、4千年来の歴史的な積重ねをバックグラウンドにしたものの様にも思えるものである。
 お客さんとの話の盛り上がりを少し後ろで聞いていた奥さんが、「お話を聞いていて、とても面白かったです。」とのひと言。


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