(2012年) 
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8月8日 8月25日
8月13日 8月26日  
 

 8月5日(日) 39年前の今日・・・ Next
たまたま、書棚から39年前の日記を手にしたので、今日の日付の箇所を開いてみた・・・。
偶然、今日と同じ日曜日で天気は曇りのち雨。現在オリンピックの開催されているロンドンから北へ約130キロ位のウィズビーチからヒッチハイクで北のエジンバラを目指しての出立から、何台かの車を乗り継いでヨーク市到達迄の当日の出来事、情景が記されていて懐かしく思い浮かんだ。
ウィズビーチでは2週間の農場ボランティア作業に参加し、農場内のキャンプ場に滞在していたが、欧州各国やアメリカと日本からで数十人の若者達が参加していた。
2週間毎に半分づつの入れ替えでの新たな出会いと別れが繰り返され、週に2、3回のダンスパーティーもあり、かなり、盛り上がっていたものだった。
同所を出立の前夜にも遅くまでのパーティーがあり、朝の起床時にはかなり目覚めが大変だったこと、これからの行き当たりばったりの旅に出るのを全員で見送ってくれたときの面々の面影や情景が39年ぶりに蘇る様だ。
ヨーク市到着までを乗せて戴いた方は、確か、ヨーク市内の大学教授で、途中では夕食をご馳走にもなり、自宅にも立ち寄り、家族にも紹介されたものだった。翌年には「日本の京都に行く予定がある」という様な話を道中車内で話されていたのを覚えている。
ロンドンで開催されているオリンピックもこれから後半戦へ突入で、今や、たけなわ。
「あっという間に40年近くの歳月が流れたんだな・・・。」と、ふと、ため息が・・・。
歳月は人を待たず。
 
 8月8日(水) 互角の勝負は心で決まる!(運もあるけど・・・) Next
準決勝戦で日本はメキシコと対戦し、1−3での敗北を喫した。
前半戦での早い内に、大津選手の強力なミドルシュートで先取した際には、このままの流れ勢いで行けば勝てる試合だろうとの気配は感じられていたものの、結果はまさかの逆転負け。
負けた試合は、何度の見直しの機会があっても、やはり、負けていて結果が変わることはない。
小5の娘は、「ドラえもんのタイムマシンがあったなら、幕末の坂本龍馬が襲われた近江屋の直前の現場に急行して危険を知らせて助けたい・・・」とは時々言っていたが、誰しも過ぎ去りし時の流れを巻き戻すことが出来ない。
先の強力シュートで先取した辺りまでの動きもまだ良かったようだが、やはり、選手達の疲労感もだいぶ蓄積していたのだろうか、次第に足の動きや走り回りの方が間に合わなくなっていた様には感じ取れていた。
どんなに鍛え上げられた人間であってもエラーはおきるもの、ホンノ一瞬の心の隙間に生じやすいもの。
内容を通じての細かな分析は専門家にお任せするとして・・・。只、マクロ的に捉えれば、サッカーに限らず全ての試合種目の勝敗を分ける要点として言えるのは、@「実力」、A「運」、B「心」・・・の三点にあると思う。特に、実力伯仲で、ほぼ互角と言える様な場合での勝敗の行方を大きく左右するのは、A番の「運」でもあり、また、その「運」を呼び込むのも”実力の内”と言えるのかもしれないが、やはり、それら@Aを包括して大きな影響を与えてしまう可能性としては「心」の状態というのが大きな要因となり得る。心に隙が生じ易いのは人の常。だから、何らかの一瞬のミスを犯してしまうと心に乱れを生じてはミスを重ね易いもの。逆に、思わず上手くいったりすると、立て続けに勢いに乗れたりもするのも微妙な心理の成せる技。
今回の対メキシコ戦に当てはめるなら、「先ず、勝てるだろう・・・」との予感と自信は選手達にもあったかも知れないし、周りの取り巻きや日本でのファンや応援団にしても、そう信じて疑わないような気持ちは多かったのではないだろうか・・・。
一方で、対岸のメキシコ陣営の立場からの目線で見てみるならば、前回7月の対日本戦での敗北を教訓に徹底的に分析研究し、日本の弱点を探し、心の準備としても十分な対策と作戦を練っていたことだろう。
これが、もし、日本が敗北かドローの結果であったとしたならば、その内容の更なる分析と反省を踏まえた上での心の準備で今回の準決勝戦本番に臨んでいたならば、また、違った結果に繋がっていたのではないだろうかとも思える。
ここまで、準決勝戦への進出に至るまでの過去の歴戦を制してきた積み重ねの中で身についてきていた自信も、プラスに作用すればさらに良い動きに連動し、マイナス面に出れば過信や奢り、或いは心に隙間を生じる可能性も有り得るのは人間の常。相手の立場になれば、その裏をかいての隙間探しに懸命に腐心しなけらばならないことになる。
次回の三位決定戦での対戦相手となる韓国は対日本戦に向けては自信を持っているようだ。過去の対戦実績と勝率からしても日本には負ける気がしないという自信があるのだろう。
先に挙げた実力の要素について言えば、殆ど互角であり差も余りないところと思える。
例えば、何回か、複数回の対戦試合をやるとすれば、結果は勝ったり負けたりの試合にはなるだろうが、三位決定戦というのは一本勝負。
一回限りの勝負にかける場合には、相手側の技量・技術や作戦だけの分析にとどまらず、相手側の中からこちら側を見た目線での分析と、その心理を理解することも肝要だろう。敵を知り、己を知らば・・・。
 
 
 8月13日(月)  第30回ロンドン夏季オリンピック閉幕 Next
先月27日からイギリスのロンドンで開催され、204の国と地域から約11,000人が参加し、26競技302種目が行われた第30回の夏季オリンピックが閉幕した。
たまたま、早朝5時過ぎには目覚めたのでテレビのスイッチを入れた処、閉会式が始まっていたのでそれとなく観ていたのだが・・・。それにしても、延々と続く余りに長すぎる閉会式には驚いた。
大半は、昔までに遡っての懐かしのロック一辺倒に偏りが過ぎたのではないかとの印象も・・・。
それもこれも、高額な入場チケット購入者への代償としてのサービスなのだろうか?
 
 8月15日(水) 終戦記念日。尖閣、竹島、北方領土・・・ Next
人間にとっては、個人であれ、様々な組織や法人、或いは地域社会や自治体、ひいては国家や地球全体の国際社会に至るまで、様々で複雑多様な問題とストレスを抱えている。
おそらくは、大古の人類の発生時当初の頃から現在に至るまで延々と続き、さらには、今後も未来永劫に至るまで解放されることなく続いていくことだろう。
今日は67回目の終戦記念日ということで、各地で戦没者慰霊の行事等も行われたが、この日に合わせての香港グループによる尖閣諸島への上陸と韓国大統領の竹島上陸は、何れも日本政府の制止を振切っての強行事件だった。
例年のことながら8月のこの時期が近づくと中国や韓国での騒ぎや盛上り等々で日本との関係もギクシャクなりがちなのは残念なことだけど、戦後67年も経った今日でも、毎年こうした事態が繰り返されているということは、この先将来に向けても、果たしていつまで続くものなのだろうかとの疑問も・・・。
遠からずに軍事衝突に至る危険性が十分にあるのではないだろうかとの心配もある。
日本人と日本国がいくら不戦の誓いを立てた処で相手あってのこと。一方的に武力行使に踏み切られた場合の対応では、両手を後ろに縛っているような日本国の憲法や法制下では如何なる選択肢があるのだろう?
仮にも、防御だけで相手側の攻撃を撃退するには相手側を遥かに凌ぐだけの実力が必要なのは、個人の戦いであれ国家であれ同じこと。
それにしても、小泉首相退陣後のこの僅か数年の間に猫の目のようにクルクルと目まぐるしく指導者が変わるこの日本国が完全に足元を見られ馬鹿にされているのは、何も中国や韓国からだけに限ったことではない。誰を選んだ処で、直ぐに飽きられ、足の引っ張り合いに終始するせっかちな日本国民自身にも責はあると思うのだが、基本的な国家戦略(中長期ビジョン)というのが存在し得ないのは実に嘆かわしいこと。心寒い思いがする。
 
 8月25日(土) 尖閣、竹島・・・波高し Next
歴史と国際法上での手続き手順に照らせば、竹島、尖閣、北方領土共に日本固有の領土であることは確かなこと。北方領土については、終戦の間際にロシア軍による一方的な宣戦布告と武力攻撃を受け、日本人島民が島から追い出され、竹島については、1952年1月に当時の韓国初代大統領李承晩によって一方的に竹島を含めての海上権益ラインが引かれ、その後は島の実効支配を次第に強化されつつ今日に至っている。民主政権をかばうものではないが、民主党政権の故に起きてきている問題ではない。戦後の混乱時期から今日に至るまでのあやふやな処置と対応により、今や解決が極めて困難な状況に至ってしまっているのが現状だ。
加えて、コロコロと指導者が目まぐるしく変わり、一貫性ある国家戦略と国際戦略を持たない日本国政府が軽視され、内心、ほくそ笑んでいるのは彼らの会見での言動や態度、表情からも伺い知れる。「所詮、日本は手も足も出せはしない・・・。」と、足元を見られ、侮られているのは尖閣、竹島、北方領土についても同様のこと。戦後処理の負の遺産と言えよう。
坂本龍馬、武市半平太、中岡慎太郎、桂小五郎、高杉晋作、西郷吉之助、陸奥陽之助・・・。まだまだいたけど、彼ら幕末の改革に命を燃やした志士たちが、天界から、今日のこの下界日本の局面を俯瞰しては如何なる思いにあるだろうかと。
「しっかり頼むぜよ! 野田さん!」とか・・・。首相の後ろから肩をたたいている姿が浮かぶような気もする。
 
8月26日(日)  夏の終わり Next
例年のこと、当綾瀬市の花火大会で「今年の夏も終わりだな」との思いがよぎる。
この夏は、4年に一度のオリンピックに盛上り、閉幕と同時に日中間の尖閣問題、日韓間の竹島問題で揺れに揺れ、連日緊張が高まっている。ロシアのプーチンやメドベージェフさんがほくそ笑んでいるのが透けて見えるようだ。
中韓との関わりは、双方での指導者が交代するたびに、先ずは日本の方からペコペコと頭を下げては過去の戦争詫び、「これからは未来志向で・・・」と毎度同じことを繰り返しているが、ほぼ、毎年首相が交代しているような実態の日本では、とっくに足元を見られている。永遠に対等な両国関係など築けないのではないかとの素朴な疑問もある。この先、あと何十年・・・? 百年・・・? いつまで、こうしたやりとりが繰り返され続くのだろう。