人には誰しも赤子の時期があり、
幼少期、そして少年少女の時期があり、
若々しく元気な青春期があり、
やがては壮年期を、そして老いを迎え、
さらには人生最期の機会を迎えます。
その間には様々な出会いや別れ、
幾多の困難や楽しい思い出等々、
人それぞれの歴史があります。
そんな中でも楽しい思い出のひとときと言うのは
得てして親しい仲間達、気の合う仲間達との
思い出が少なくないのではないでしょうか?

世の中、物質的には豊かで便利になったとは言え、
壁一枚の隣り合わせであっても他人への無関心で
殺伐とした中での老人の孤独死や、
核家族化の中で身内にも知られないままに
死後数ヶ月を経てから発見されるようなニュースに
触れる事がしばしばあります。
所詮、人は一人では生きていけない存在であり、
より良い思い出を築きながらの人生を送る上でも
気心知れた仲間達との時間の共有というのは
有意義であり、素晴らしいことだと思います。

主催者瀬川さんについては、かつて、学生時代からの
お付き合いでもありましたが、その後にはそれぞれの道を辿りつつ、
最近になっておよそ30年振り位での再会でした。
お互いに年輪を重ねたことで昔の面影には変化もありましたが、
今般の「友遊の会」のお話しを聴き、
やはり、彼の人に対しての優しさ、温かさという一貫したものを
感じ入った次第でした。
本企画への参画を是非お薦めしたい所以です。